片付けの前にする事とは?
① 家での出来事…
当時、5歳の娘が自分の机の引き出しの中を「整理整頓する!」と自分から言い出したのでとりあえず手伝わずに横で見ていることにしました。1段ずつ開けて「これはいる、これはいらん…」と自分で判断して「いるもの」
と「いらないもの」の判断をし、整理をし始めました。前回のお片づけの段階のお話で5歳児は「自分で判断する機会をできるだけ与える」と書かせて頂きましたが、5歳児でしっかり自分でいる・いらないの判断ができる!と実感じた瞬間でした(^^)
整理収納の手順として上図のようなピラミッドのようになりますが、娘は整理収納の一番基礎となる「整理」がちゃんとできていました。「収納」の作業はまだ難しいかな…という感じで、いるものだけをキレイに並べて整える作業「整頓」が出来ているところもありました。
② 維持することが大切
次はこのキレイな状態を維持することです。使ったら、もとあった場所に戻す。娘の引き出しは、しばらくするとまたぐちゃぐちゃになると思います。なぜなら引き出しの中は使用頻度別に収納したり、使いやすい場所に収納したり出来ていません。そのために親がサポートする部分が出てくると思います。しばらくは自分でキレイにしたよ!と達成感を味合わせてあげたいので何も言わずにいます。次に片付けが出来ていなかったら、片付けやすいように、ラベルを一緒に貼ったり、仕切りを作っていきたいと思います(^^)♪
③ 片付けを通してできるようになること
片付けをすることで必要なモノと不必要なモノを区別できるようになります。モノの要・不要の区別だけでなく、大人になってからも様々な判断をして選択していかなければいけないことがあり、小さなうちから自分の責任において判断する訓練をすることで判断力が備わっていくと思います。またキレイに片付けが出来ているとモノを上手に使いこなすことが出来るようになります。
私も、食器棚の引き出しが汚かった頃はたくさんの種類のスプーンがあるにも関わらず、どこにあるか分からない、探すと今以上に汚くなるわ・・・と思い、いつも用途に関係なく一番上にある一番取り出しやすいスプーンばかりをつかっていました。でもキレイに片付いてからは、用途に応じてスプーンを使い分けられるようになり、子供も楽しくスプーン選びをしてくれるようになりました(^^)また、使いこなしやすく仕舞われているモノは、元の場所に戻すのも簡単ですね。必要・不必要なモノをしっかり判断して、モノと上手にお付き合いができたら。と思っています(^^)
④ 最後に…
掃除のしやすさや掃除道具の置き場所なども建築士としてそして収納アドバイザーとしてたくさんアドバイスをさせていただきます。そんな私がお客様と一緒に手掛けたお家の施工事例が下記のリンクからご覧いただけます。どうぞご覧ください。