リフォーム虎の巻 【収納を考える~その4~】
こんにちは^^
舞鶴で全面リフォーム&リノベーションを手掛けております。
エコ・ビータリフォームです。
今回は「リフォーム虎の巻」をお届けします!
テーマは「収納を考える~その4~」
今回は、建築家の中でも特に大好きな方々の本を紹介していこうと思います。
まずは、中山 繁信氏著の「住まいの礼節」があります。この中で、『空間を無駄なく利用することに力を注ぐのも大切だが、上手に住まうことを考えることは、それ以上に意義があることである。・・・・・・私たちの住まう環境がより美しく、快適になるためには、私たち一人一人が礼をつくし、節度ある生活を守らなければならないと思う。』と、述べておられます。
また、宮脇 檀氏は「日曜日の住居学」のなかで、『狭いながらも楽しい我が家♪♪・・・ひと昔前の流行歌、6畳1間のアパ-トに住んでいた時、あんなに楽しかったのに夢成り、一戸建ての家を構えてみたのに少しも幸せでなく、家庭崩壊の道をたどっている。などという経験を持つ家族も無数にあるだろう。要は、生活なのであって、住居などというのはその生活の容器として存在しているにすぎない。だから、新・住居学は生活学でなければならず、生活を考えることからしか住居への発想は生まれてこないという僕達の立場がある。』 総合すると、“上手に住まう節度ある生活”を送る場が家なんでしょうね。
そこで、上手に住まうためにはどうすればよいか知恵を絞るわけですが、ここでもう一つの本は天野 彰氏著の「建築家の住まい学 今の家を広く住む」です。
今のわが家を、狭い狭いと嘆くだけではだめなのだ。住宅の広さには限りがある。広くすることよりも、生活空間を広げることを考えよう。例えば、部屋を広く感じさせる家具の置き方、見逃していた空間を利用した収納法、天井や壁の圧迫感をなくすアイディアなど。ちょっと知恵を絞れば、暮らしの空間はもっと広がって快適になるばかりか、家族関係もぐっとよくなる。そんな新しい住まい方を、建築家の視点で提案されています。
住まいを語るときの第一のテ-マが『広さ、狭さ』であり、国民の生活水準を問うときも、ほとんどこの論議に集中している。ところが、この狭いといわれている面積も、フランスやイタリアなどの住宅に比べれば広く、ドイツやイギリスの平均床面積に肉薄しているという。同じ床面積のマンションにしても、日本では狭苦しいが、パリやロンドンでは広く感じる。これは、天井高さにもあるようだが、何よりも物が少ない。少ないというよりもないのに近いのだ。一方、日本ではリビングには、大型オ-ディオ、大型テレビ、ピアノや家具があふれ、DKには大型冷蔵庫に電子レンジ、炊飯器、コ-ヒ-メ-カ-、ポット、オ-ブント-スタ-に大きなテ-ブルなど。物が減れば家事労力も四分の一になり、広く使える。
今回、紹介しました本は、陽だまりカフェのありますので、興味のある方は是非お読み下さい。
株式会社エコ・ビータ 取締役 櫻井隆司