単位のお話し【staff:井関】
舞鶴市・高浜町・福知山市・綾部市で全面リフォーム&リノベーションを手掛けておりますエコビータリフォーム
こんにちは!井関です!
先日襖の貼替、取替のご依頼を頂き現地調査へ行ったのですが、その時に長さの単位についての話が出ました。
職人さんから聞かれたのが「尺は使うのか?」です。
そもそも尺とは長さの単位のことで一般的にはセンチ(㎝)やメートル(m)と呼ぶと思いますが、この業界では頻繁に尺(しゃく)が登場します。
建築業界では(建築だけじゃないと思いますが)センチではなくミリ(㎜)が基本で、専門学校に通っていたころはわざわざミリで呼ぶのになかなか慣れませんでした。。。
普通何かを測定するにしても、メジャーで測って20であれば「20センチ」ですよね。(笑)
当たり前にそう呼んでいた頃の単位の感覚は今ではなくなってしまい、、、呼ぶ時には「200ミリ」とか「200」と言います。
1m82㎝「イチメーター ハチジュウ ニセンチ」ではなく1820㎜「センハッピャクニジュウ」です!(笑)
前置きが長くなりましたが、尺は呼び方だけでなく数字の算定方法もことなります。
尺の場合1尺、2尺と呼んでいきますが、1尺=(約303.030 mm)です。。なんやねん約って。って感じです(笑)
その尺ですが考え方としては長さが1820㎜→1820/303.03→6尺となります。これで1間とも呼ぶことができます。
ミリ単位で呼ぶより尺単位の方がはるかに出てくる数字は少ないですが頭のなかでは計算が必要なのです。。。
なので尺を使いこなすのはなかなか難しく、そのため職人さんから「尺は使うのか?」という質問がありました。
主に大工さんやもう何十年も尺を使われている職人さんは尺マスターなので、急に「井関、〇尺〇寸や」って言われると「んぉちょっと待ってくださいよ?」ってなります。。。
さらに尺の下には寸(すん)分(ぶ)厘(りん)。30.3030㎜、3.03030㎜、0.303030㎜。頭が。。。
現場監督はセンチを使われる施主様、ミリを使う業者、尺を使う職人と関わるのでそれでだけで脳トレになります。驚いたのが、上司は人によって単位を変えて使うようです。さすが。。。
さっきの1820㎜などはとてもよく使う長さなのでそういう身近な長さはだんだん身についてきました!!
恥ずかしながら計算は得意ではないので、現在訓練中でございます頑張ります。
コロナの関係で25日(日)は中止になりましたが、明日赤レンガでイベントを行いますのでご来場お待ちしております。